八朔 2
「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」
歌の意味は、若き太田道灌が雨の為に、蓑を借りようと小屋に入ったところ、
若い女が何も言わず山吹の花一枝を差し出したので、道灌は怒って帰宅した。
後に山吹には「七重八重に(あでやかに)花は咲くけれども、
山吹には実の一つさえもないのがふしぎなことです。
わが家には、お貸しできる蓑一つさえないのです。
という事だと教えられ無学を恥じたという。
落語にも取り上げられ古典となってます。
道灌は、残念ながらその資質を主人に恐れられ風呂場で暗殺されたが
今も名が残ってます。
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