真田丸 終章
落城の日、家康軍が城内に押し寄せ混乱した城内を脱出口を求めて
さまよい歩くお菊です。
金を出せと言って現れた男を竹流し金2枚で買収し、
もう1枚で道案内に雇い藤堂家陣営を探し歩き求めるお菊ですが、
思いがけず或る行列と出会います。
運命的な出会いでした。
その人の名は、要高院、淀君の妹で京極家に嫁いだ方でした。
和平交渉の目的で城内にいての帰りだった。
淀君のお付きの女中であったお菊にとって面識のある女性です。
咄嗟に目的を変更して、藤堂家の陣営ではなく、この行列に加えて貰ったのです。
この後は、要高院の陣中で待っていたところ、要高院の働きかけにより
城内にいた御女中には何のお咎めはないという確約が得たのです。
命拾いしました。
通常であれば脱出はおろか身の危険も当然だったのですから
僥倖といっても過言ではなかった。
この後、お菊は、要高院の紹介により岡山藩士との結婚がまとまり
仲良く生涯を無事に過ごしたという事です。
場所は違うが、最初の主人公「おあむ」は大垣城から抜け出て
濠を盥に乗って脱出したのと同様でした。
ただ、「おあむ物語」では、大垣城となってるが、どうも佐和山城であったらしい。
佐和山では、多くの女中が裏の谷に飛び降りて「女郎落ち」と云われた悲劇が
有ったのですから大きな幸運でした。
おあむも長寿を保ち土佐で亡くなったという記録がある。
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