義援金と支援金

深夜に襲った、強い揺れの地震と津波警報、
昨晩、宮城県沖、M7・4の大きな余震がありました。

埼玉にある我が家でさえもかなりの揺れを感じました。
夜中だけにさらに恐怖感も増しましたが、
宮城県周辺、東北各地、揺れが大きかった場所に
いらっしゃる方々の心情を考えますと、大変心が痛みます。

今日であの悪夢のような大震災からちょうど4週間になります。
この数週間で起こった余震の数は400回ほどだそうです。
過去10年に日本全体で起きたM5以上の地震は
年間平均120回程度。
しかしながら、この大震災から1カ月足らずで余震の数は
なんと3年分を超えたとのこと。
過去の観測史上では最多、他の大きな地震と比べても
群を抜いて多いと聞きます。

さて、震災から4週間経ち、私達にできることは…と日々考えます。
自分が協力できることの一つであるのが、“募金”ですが、
先日、テレビを見ていましたら、自分自身もよく知らずにいた
『義援金と支援金の違い』についての解説があり、
とても参考なりましたので、こちらでも書かせて頂きます。

私達が募金をする際、お金がすぐに被災地に渡り、
何らかの救援活動の一部として使用されると考えがちですが、
募金する先が義援金か支援金では使われる用途も、
被災地に渡る早さにもだいぶ違いがあるようです。

まず、義援金です。
これは各自治体の被災者数や被害状況をきちんと調査してから
分配される為、集められたたくさんの義援金が
最終的に被災者の手元に届くまでにはかなりの時間がかかるそうです。
(阪神・淡路大震災の際も分配までに1年ほどかかってしまったとか・・・)

次に支援金です。
こちらは被災者支援のために活動するNPO、ボランティア団体へ
寄付されるもので、各団体が集められた支援金を使って
支援物資などを購入し被災地に届けたり、被災地支援などの
支援活動費に使われることが多いようです。

しかしながら、使用の用途は団体によって異なる為、
実際に募金する前に、各団体が支援金をどのように使うのか、
活動内容を明確にしている団体をしっかりと選んでから
寄付するのが良いそうです。

また、最近では募金活動を偽って詐欺が横行しているという
なんとも腹立たしい事態も起こっております。

募金をするということはとても大切なことではありますが
募金先がはっきりとしている団体を通しての寄付、
いつ、どのようにして被災者へ寄付したお金が使用されるかを
気に留めながら支援の輪を広げていければ良いのではと感じます。

日本赤十字社などの大きな団体などももちろんありますが、
北関東、東北各県、被災地の自治体でも直接の義援金口座を設けて
いるところもありますので、そちらへ直に寄付するというのも
良いのかもしれません。

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さて、先日、埼玉県小川町にあります西光寺さんにて
カタクリの花の写真を撮ってきました。

dscf03262.jpg

カタクリは、早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる
小さなかわいらしいお花です。
実は、発芽1年目の個体は細い糸状の葉を、その後7~8年までは
1枚葉の時期を経て、ようやく2枚葉の個体となり、開花します。

お寺の裏山の斜面一杯に咲き誇るたくさんのカタクリの花。
震災以来、どこか気持が落ち込んでおりましたが、
長い年月を経てやっと開花するちいさなカタクリの花をみて
癒され、勇気付けられた、そんな気がいたしました。

dscf03282.jpg


生かしていただいてありがとうございます。

chie~daughter

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