永遠の別れ

ゴールデンウィーク真っ只中です。
公園の藤の花が満開でした。

fuji.jpg

私は・・・もちろん仕事です。
外勤の多い私には珍しく今日を含め3日間は内勤です。
外勤が多いと言えば、私の場合月平均,車で2000キロ程走ります。
なのでガソリン代の高騰はひびきますね.

個人的には税金は仕方ないとして、使い道が問題ですね。
衆参のねじれ現象がなかったら、こうした問題も公にあがらなかった
ことでしょうからどんどん問題が浮き彫りにされた事はよかったと思います。
ホント・・・腹だたしい事が多いです・・・・。


さてタイトルの永遠の別れですが・・・・。

実は我が家には3週間前まで3匹の猫がいました。
過去形なのでお気づきと思いますが、愛猫の一匹であるピティと言う雌猫が突然
死んでしまいました。
ペットを飼われている方ならお分かりでしょうが・・・彼女達は家族の一員です。
日々の生活の中での彼女の役割は大きく自宅に帰る度、真っ先に「ニャー」と
お迎えに出てくれる子だっただけに寂しさがつのります。

我が家の猫3匹は全部お拾いさんです。。。(捨て猫)
事情があって捨てられるのでしょうが・・・・・。

ピティは生後一ヶ月~二ヶ月位のときに以前住んでいたマンションの階段下で
やせ細って身動きできない状態のところを保護した子です。
それから10年・・・亡くなる前日まで普段どおり元気に過ごしていました。
当日普段と様子が違って体調が悪そうだな~と思いながらも仕事に出てしまった私・・・・。
もしかしたら?・・と言う不安感があったので、近くに住む娘に様子を見に行ってほしいと伝えたものの・・・。
昼ごろ様子を見に来た娘の目に映った彼女はもう瀕死の状態で・・・・
1才半になる子供を連れての娘にすれば大変だった様ですが、動物病院に連絡をして
すぐに彼女を病院に運び込んでくれました。

心肺停止に近い状態の中、蘇生処置をしてもらい、私が駆けつけた時は心臓は動いて
いましたが自呼吸はできずに呼吸器をつけた状態でした。
目は見開いて・・・・呼吸器をはずせば数分で死んでしまう状態です。
何が原因かはわかりません。
若い、獣医に成り立てのようなかわいい女医さんからの説明を受けましたが・・・・。
血液検査の結果異常はなかったそうです。

脳の異常が考えられる。「CTを撮れば原因は分かりますが検査に2~3万かかる」との事。
「原因が分かっても脳の手術はできませんが・・・。」 との説明でした。
目は見開いたままの彼女は完全に脳死の状態です。
呼びかけても・・・呼びかけても・・・反応はありません。
ただ後ろ足は体を掻くしぐさをします。

「生きている・・・・」

もう駄目だろうと思っても、「もしかしたら・・・・」と云う思いが決断をにぶらせます。
そのまま様子を見ていただいていったん自宅に戻りました。

半端にしてきた仕事をこなし・・・知り合いの方にTELをして、もし「あなたならどうする?・・・」
何人かの知人に聞いてみました。

呼吸器をはずす決心がつきません。
「一晩このままでいたら酸素が体内を廻って意識が戻るのではないか?」

病院へ戻り再び 「 ピティ 」 を見ると目は見開いたままです。
生かされているだけで・・・彼女は目をつむりたいのではないか?
結論が出せません。
自問自答していると・・・。

「お母さん!連れて帰ろう・・・ピッちゃんは外には出れない子で、おうちが一番だよ」
と娘の声でした。    そうなんです・・。彼女は臆病でお家が変わると大変なんです。
3年前に今の家に引越してきた時に震えながら出窓のカーテンの陰に隠れていた子です。

「呼吸器をはずしてください・・・・連れて帰ります」

数分後、私の手に戻った彼女はもう・・・・・・・。

今まで何匹もの猫を飼ってきましたが、一番性格がいい可愛い子でした。
「ピティ!」 と呼べば必ず 「ニャー。・・・んー」とか返事をして膝の上に乗ってきます。
そのまま頬擦りしたり、顔をなめたりと・・・犬じゃないの? 
と思うほど人に可愛がられる術を知っている子でした。
我が家を訪れる人は皆、帰る頃には「ピティ」ファンになります。

悲しみを癒すには「時」と言う薬だけかと思いましたが・・・。
残された子達の変わらない愛おしさと・・・・孫の無邪気さでした。
3週間経った今ようやく ピティ の死を語れるようになりました。

「やさしさ と 微笑み を ありがとう 」

chie

















この記事へコメントする

お電話でのお問い合わせ
049-296-8880

定休日 木曜日
電話受付 9:00~17:00
※上記以外の日時でも留守番電話にて応答致します。 FAX 049-272-7151(24H受付)
※専用のFAX送付フォームはこちら

パソコンからのお問い合わせ

メールでのお問い合わせは info@snowdrop-npo.com

※皆様のご要望以外のことをお勧めすることは趣旨に反しますので、決してございません。
※お墓や葬儀の手配などで有料になるものは、金額のお見積りをいたします。お見積りは無料です。

▲このページの先頭へ