共同墓地とは?
共同墓地・共同型墓地とは、個々の墓ではなく、石碑や供養塔などの広い地下納骨スペースなどに、共同で骨壺をお納めする新しいタイプのお墓です。「集合墓」「合葬墓」「総墓」などと呼ばれることもあり、ここ15年位で全国に広まってきました。
かつての共同墓地は「地域で自然発生的に生まれた墓地」、「個人あるいは地域の方の共有名義の墓地で、一般的に販売されることはない場所」という意味合いが強かったのですが、現在の共同墓地、共同型墓地は、それとはまったく異なるものです。
ご家族がいない方や経済的に不安な方でも安心のお墓です
現在、広まりつつある共同墓地や集合墓は、そのほとんどが、お墓参りする人がいなくても、お寺などが恒久的に供養をし続ける「永代供養墓」です。そのため、1人暮らしの方、ご家族がいない方も、ご自分の亡くなった後の心配がありません。また共同でお骨をお納めし、大きな墓石をその上に置く合葬の形が多いため、墓石を個人で購入する必要がありません。そのため、個人墓に比べると安価で求めることができます。
従来のお墓(外墓)は、子孫が代々守り繋いでいくものでしたが、核家族化などで、子どもたちは遠く離れていて、海外に暮らしている場合も少なくありません。お墓の維持や管理、遠距離のお墓参りなどで、子どもたちや身内に迷惑をかけたくないと考える方が多くなってきました。また、お墓にお金をかけるよりは、生きているときに楽しみたいという方、経済的に立派なお墓をたてるゆとりはないけれど、自分のお墓は自分で決めておきたいという方もいらっしゃいます。そういった方々の要望にお応えできる選択肢の1つが永代供養の「共同型墓地」です。