納骨式の風景 ~回向~
樹木葬墓地こもれびの里にて。。。
納骨式の日、小さな男の子が参列していました。
野の草花で作った小さな花束を
お花がくたっとなるほど一生懸命にぎっていました。
持ち手には銀紙が巻かれていて
そのキラキラが とても印象的でした。
埋葬される おばあちゃんのために
ご家族で一緒に花を摘んだんだろうなぁ
そう思うと、とても微笑ましくて温かい気持ちになりました。
こういうのを『回向』っていうんだろうな
『回向』。。。『えこう』と読みます。
仏教用語なので詳しく説明すると難しくなるのですが
『亡くなられた大切な人が嬉しいと思うことをしてあげてください。
その思いが廻りめぐって、あなたにも、周りの人にも帰ってきます。』
ひと月前、別の納骨式で墓前法要をして下さったお坊様が
とても易しくお話し下さいました。
それまで私は、その言葉も、言葉の意味も知りませんでした。
お坊様のお話を聴いていて、いい言葉だなぁと思ってはいたけれど
こんなにも近々で、言葉に一致する光景と出会うなんて思ってもみなくて
その瞬間、景色と言葉が溶け合って、自分に沁み込んでいく感じがして
その感覚は とても心地良いものでした。
スタッフ 佐久間
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